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株式投資を学ぶ

投資理論の基準となる考え方

株式投資の種類にはいろいろありますが、まとめましたので参考としてください。


株価理論式

長期の価格サイクルは、業績を基準にエラー値を含みながら買われすぎ相場(割高・ブル)・業績相場・売られすぎ相場(割安・ベア)の順に繰り返されます。さらに株価の動きを理論式にすると、以下のように考えられます。

株価Y = β1・x1 + β2・x2 + α + ε

β1 :市場全体の動きとの感応度 x1 :市場全体の動き(日経平均等)
β2 :業種の動きとの感応度 x2 :業種の動き(業種指数等)
α :個別銘柄の要因 ε :エラー値(説明できない値)

株式市場全体について(理論式x1について)

市場全体の動きとは、日経平均などの指数の動きです。
日経平均を予測することは、簡単な事ではありませんが考えることはできると思います。
市場全体の動きを予測する為に国内外のマクロ経済・内外資金の流れの把握が必要となりますが、マクロ経済のポイントをつかみ重要なところを把握すればいいのではないかと考えます。その次にシナリオをたてて市場全体の方向を予想する程度で十分と思います。


市場全体の方向を予想するひとつの方法として、株式市場に流れる流入量が何で増えたり減ったりするかを考えればいいと思っています。世界中をお金が回っているので、水が高い所から低い方に動くようにお金も割高なところから割安の方に流れていくと考えます。
世界中の中央銀行が経済の温度調整を行い、金利を上げたり下げたりして資金の量を調整しています。資金がリスクマネーに向かう割合は各国の文化によりだいたい一定割合です。そのリスクマネーが株式市場に流れる理由は、債券金利やその他の商品と比較して株式に投資することにより投資利回り(EPS/株価)が割安であれば株式市場に資金が流れます。債券金利の方が十分満足のある金利水準のとき又は将来企業の業績(EPS)が悪くなると思えば投資利回りが下がる為株式市場から資金は出ていってしまいます。


業績予想理論(理論式αについて)

個別銘柄の要因は特に重要です。これを予測できればマーケットリスクをヘッジすることによりα分の収益が挙げられることになります。ヘッジファンドは、プラスαの銘柄群を買って同時にマイナスαの銘柄群を売って市場全体が値上りしても値下がりしても関係なく収益を目指します。α値を予想するとは業績を予想することでもあります。銘柄の業績セグメントを理解して、何を仕入れて・何に投資をして・何を売っているか考えれば予想がつきます。
業績を予想する考え方として、製品が消費者に販売されるまでの工程を考えます。それぞれの工程で海外販売動向を踏まえて需給動向から業績を予想する方法があります。


【ポイント】
  • 仕入れ価格と販売価格で業績が予想できる。
    (売上高営業利益率)仕入れ価格が騰がった場合販売価格の転嫁ができるか・・・できないときは業績悪化(消費者物価を考慮する)
  • 競争企業が多いと収益が上がらない。薄利多売(販売占有率)で収益を上げる企業は消費の伸び率が重要です。
  • 新商品は、特に業績の変化率に寄与します。
  • 部品産業において特殊技術のもつ企業は強い。その企業は、価格競争・数量の両面で業績に寄与する。逆に特殊技術がないところは、業績が物価に非常に左右されやすい傾向があります。

このようなことを考慮して、各企業がどの工程に属するかを考え業績予想α値を予想すればいいのではないかと考えます。


エラー値ε

株価の動きは、説明がつかない価格になる事が非常に大きいことが特徴であると思います。株価は短期的に○○○過ぎという言葉の事象がよく発生し統計的に正規分布しない、説明できない値になることがよく起きます。標準偏差で言えば2標準偏差以上になることが多いということです。エラー値を考慮して株価を考えなくてはなりません。


業績と株価

株価を考える重要な要素の1つである業績を考えるときには、フローの面とストックの面と2つ考える必要があります。特にフローの面は株価に与える影響が大きいです。


PERの意味(フローの側面・期間損益)

PERは、株価 ÷ EPS(一株利益)であります。
PER20倍の会社を利回りで表すと、EPS ÷ 株価で5%の利回り値になります。
預金・債券と比較して現状1〜2%の金利水準であればPER20倍は、十分投資にあう水準であります。
ここでもうひとつ考えなくてはならないのは会社の成長性であります。(アナリストの予想では3年間の利益予測がおこなわれています。)平均10%の増益予想ではPER20倍であれば、PER22倍以上まで買われてもいいはずであります。逆に減益企業はPER18倍でも割安とは考えられなくなります。更に成長性で買われた新興市場の銘柄は、一転増益率が鈍ると大幅にPERのプレミアムがはげて株価は下落します。
故にPERは、成長性を考慮して判断することが重要です。PER20倍企業同士でも成長性が違えば同じPERでも数字の意味が違うので比較するときは注意が必要です。


PBR一株純資産について(スットクの側面)

成長性のない利回り株は金利と投資利回りの比較により売買されます。また赤字企業は、1株資産が将来ZEROになってしまう可能性があるので黒字転換が見込まれない企業はPBRが1倍以上にはならないと考えられます。黒字企業であればEPS以上の配当を行わない限り1株資産は減りません。
(※実際の1株資産は時価評価等により上下します)


総合的(債券・スットクとフロー)に考える

株価は、企業のフローの成長性(1株利益EPS)とストック(1株資産BPS)で理論業績株価が決まり、更に債券と比較されます。更に同業種のPERなど比較して理論株価が決まります。(類似会社比準法)


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